57 更なる高度化・・ネットワーク運用


The出席簿の基本コンセプトは、処理系とデータの分離(過去記事01~03参照)、にあります。

ここまでのところ、処理系もデータも「学級担任のPC」に置いているため、そのメリットは「処理系のアップデート」にしか顕れていません。

データを「別の個所」に置き、全学級担任が各々のPCから「ひとつのデータ」にアクセスできれば、学校全体としての「出席簿に関わる業務」は大きく改善されます。


データベース・エンジンがSQLSERVER(EXPRESS)であればサーバー機を用意せねばならず、その維持管理を含めて、とても一般的ではないでしょう。
しかしデータベース・エンジンがACCESSであれば、、、

データファイルをネットワークドライブ(NAS)に置いて・・!

職員に配布されたPCにACCESSが無くても大丈夫です。
マイクロソフト社が、エンジンのみ( AccessRutime) を、無償で配布してくれています。


ネットワーク運用故のアレコレを考慮しなくてはなりません。

ユーザーの階層化、即ち「職務の縦方向への分離」が必至なのですが、これは、俗に「鍋蓋構造」と揶揄される学校社会にあって、なかなか理解しがたい概念です。

学級担任それぞれの職務は、その学級固有である職務、
 ・日々の出欠席状況の入力
 ・学級閉鎖の入力
 ・月ごと出席簿の作成
 ・学期末出席簿の作成
 ・転出入に伴う生徒マスタ管理
に限られます。

学校全体に及ぶ、
 ・長期休業の設定
 ・台風襲来等による臨時休業の設定
 ・授業日と休業日の入れ換え設定
は教務主任の職務です。

このことは、長期休業の開始日と終了日はもちろん、その名称や記載方法など、全てが統一されているため、紙媒体に書き出された「月ごと・学期ごと出席簿」の点検作業が不要であることを意味します。

全校の出欠席状況が「ひとつのデータ(ファイル)」にあるのだから、プログラムを書きさえすれば、長欠者の検索等も可能です。

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