こちらのページでは、EXCEL(VBA)とACCESSに関わる幾つかの知見があることを、前提とします。
単年度運用「出席簿」では、学級担任各々が「データと実行系」を抱える、として物語(?)を始めました。
よって、始まりはゼロベース、必要に応じて機能を追加・・・との構成でした。
比して、年度変わり学級編成対応「The出席簿7」では、全校を見渡す視座から組み立てなくてはなりません。
システム仕様を明示し、段階を追って開発過程を記しましょう。
C0 システム仕様
大まかな仕様(全体像)を示します
C1 DBの設置と接続テスト
C2 学校詳細情報のデータ化(管理者)
管理者による最初の歩みです
C3 学級担任日常業務の起動
C4 学級名簿の構成
学級担任日常業務の始まりです
C5 月ごと出席簿(基本)書式構成
横軸に日付けと曜日、縦軸に生徒氏名を書き出します
土日と祝祭日の列に網掛けし、当月の授業日数を算出します
転出入生には赤線と黒線を描き、当月末日の在籍数に反映します
C6 長期休業のデータ化と月ごと出席簿への反映
管理者は、夏休み等定例の長期休業に加え、2020年にあったような臨時の長期休業をデータ化します
学級担任は、その長期休業データを読み込み、S5で構成した「月ごと出席簿」に反映させます
C7 出席簿記載文字列のデータ化
忌引出停から遅刻早退に至るまでの理由詳細など「出席簿に記載する文字情報」をデータ化します
休日参観やその代日など、休業日と授業日の入れ換えを表す文言も、併せてデータ化します
C8 月ごと出席簿・枠組構成
運動会・文化祭・休日参観等々、学校行事による月々の休業日と授業日の入れ換えを設定し、出席簿の枠組みを構成します
C9 月ごと出席簿(全)書式構成
管理者がデータ化した休業日と授業日の入れ換えを読み込み、該当日の列を網掛けまたは網掛け解除します
学級閉鎖情報をデータ化し、当日の列を網掛けすると共に、出席停止日数へカウントします
C10 月ごと出席簿・完成
個々の「出欠席情報」をデータ化し、月末にはChap-9で構成した「月ごと出席簿(全)書式」に重ね合わせます
C11 学期末出欠席一覧
三学期制を前提に、学期ごとの「出欠席一覧」を作成します
C12 ネットワーク運用と特別支援学級
数多の「電子出席簿」と「The出席簿7」の決定的な違いが、特別支援学級の扱いで顕在化します。
特別支援学級の存在が本質的に「複式学級」であることから、データと処理系を分離した「ネットワーク運用」が必至となります。
故に第12章では、ネットワーク運用環境を整えた後、特別支援学級へ対応します。
C13 月別長欠月報の作成
ネットワーク運用環境が整い、全学年全学級の出欠席情報がデータ化されたなら、長欠児童生徒月ごと報告書が、ボタン数個の押し下げで作成できます。
サンプルとして「宇部市書式」を扱いますが、その他多くの市町が定める書式にも、容易に対応でます。